彼氏の部屋に長い髪の毛が…。浮気が発覚するシーンとして有名ですよね。

彼女は長い髪を見て「女性だ」と判断したのですが、いったいどうしてでしょうか?

この場合、「長く髪を伸ばした人間は、女性だ」と考えた分けですが、そう考えるのは「人間の社会の中で、女性は髪を長くしていることが多い」ということです。

このように、髪の毛一本にしても、人間の生活、つまり社会では意味や価値を持つことがあります。

では髪の毛は、社会の中でどのような役割を持つことがあるのでしょうか?今回は社会と髪との関係を、簡単ではありますが、まとめていきたいと思います。

社会的性別

まず思いつくのは性別です。これは肉体的な性別のことではなく、社会的な性別のことです。

簡単に言ってしまえば「男らしい」や「女らしい」といったものです。

これらは髪型で表すことがあります。例えば女らしい女性っぽい印象にしたいなら長くゆるふわなロングヘアー。男らしい男性っぽい印象にしたいなら刈り上げやベリーしょーといった感じです。

昔はそれらは強い影響力を持ち、なかば強制的に存在していたのですが、現代では社会的性別の平等や自由(ジェンダーフリー)、なくしていこうという考え方(ジェンダーレス)の影響で、髪型に性的な差が少なく、あるいはなくなってきています。

ですが今でも、性的な特徴を強調したいときには、髪型をその手段の一つとして使うこともあります。

身だしなみ

社会には多くの人がいます。その中で、場所や場合によっては「相手を不快にさせない服装や格好」が必要なことがあります。

また社会人のマナーとして「相手を不快にさせない服装や格好」が求められることもあります。

つまりは「身だしなみ」です。

そして、それは髪にも当てはまります。例えば営業や面接、冠婚葬祭などでは、相手を不快にさせない整った髪型が求められることがあります。

おしゃれ

身だしなみが「相手を不快にさせない」ことなら、おしゃれは「楽しむ」ものです。

おしゃれは、自分が気に入った格好や服装など、楽しむために行います。

髪もおしゃれのためには必要なアイテムです。かわいい髪型、かっこいいスタイルなど、自分好みのヘアスタイルで楽しみます。

風習・儀式・伝統など

日本の風習である七五三で、子供の年齢が三歳のときに行う行事は、昔に行われていた「髪置きの儀」という儀式が由来だと言われています。

この「髪置きの儀」とは、男女とも三歳までは髪を剃り、三歳の誕生日になって初めて髪を伸ばすという風習です。これは、赤ちゃんの頃に髪を剃っておくことで、ゆくゆくは健康な髪が生えてくると信じられていため、行われていた儀式です。

今ではこのような風習を見かけることはありませんが、お寺のお坊さんが頭を丸めたり、お相撲さんが大銀杏を結ったりと、今でも風習や儀式・伝統などと、髪は深い関係を持つことがあります。

主張・表現

最後は主張や表現です。

例えば「反省の意を込めて頭を丸める」といったことは「反省しています」ということを髪で主張することです。

他には、自分の個性や主張を表現方法の一つとして、髪を利用することもあります。

また演劇などでは、怒りや混乱を表現するのに、髪をかき乱したりします。

あと、さきほどのジェンダーフリー・ジェンダーレスも髪型で表現し、主張したりします。

つまり髪は、さまざま表現ができる道具であり、主張するのに使える、ということです。

まとめ

このように髪の毛は、人間社会の中で、さまざまな側面を持ちます。

その多くは社会の中でのツール、つまり人と人のコミュニケーションの道具として使われていることが多いように感じます。

これらも、人間が髪から、多くの情報を感じ取れるからこそです。

このような能力は人間の文化があってこそで、体の一部である髪は、人の行動様式・生活様式に深く関わりがあるということです。

※引用・参考URL
<七五三/a>