薄毛や脱け毛、いわゆる「ハゲ」にまつわる話は、実にいろんなうわさがあります。

その話のほとんどは科学的根拠がないものが多く、半分以上はそうだと言っても過言ではないぐらいです。

その中の一つに、手をこぶし状に握った手の甲側、つまり「グー」の手の甲みたいに固い頭皮だったらハゲやすい、というものがあります。

実際これは知り合いが育毛サロンで言われたことだそうです。この言葉にショックを受け、けっこう悩んでいました。

この『頭皮が硬いと薄毛になる』といのは本当でしょうか? 今回はそのことについてのお話です。

頭皮の硬さと薄毛

この話の元となっているのが、頭皮(皮膚)が硬いと血流の流れが悪くなる、ということです。

血行不良になると髪の元となる栄養も運ばれなくなり不足して、結果、薄毛になるという理屈ですね。

一説によりますと、頭皮は年齢とともに重力によって引っ張られ、頭頂部やその周辺が固くなるのだそうです。

それ故に、同じように引っ張られた状態であるグーの手の甲の固さが判断基準として使えるというのも、一見すると理に適っているように感じます。

実際、研究機関等で言われているデータとしても、薄毛の男性のほうが頭皮は若干硬く、血流の流れも平均より少しだけ悪いと言われています。こういう話も、この説の信ぴょう性の後押しをしています。

頭皮に「硬い」も「柔らかい」もない

なので頭皮はほどよく弾力があったほうが良いとされています。

例えば握りこぶしにした手の、親指と人差指の間の部分ぐらいの柔らかさと弾力です。

でもよくよく考えると手の甲と、親指と人差指の間の皮膚は同じ皮膚です。親指と人差指の間の毛だけ丈夫な毛が生えていることって、ありませんよね?

「手で生える丈夫で太い毛」といえば思いつくのがムダ毛の一つとも言われれ指の毛です。この指の毛は手の甲と同じ側の部分。同じような部分なのに太い毛が生えることがあるって、おかしいですよね。

私は頭皮に「硬い」も「柔らかい」もないと考えています

確かに、脱毛を生じた頭皮では若干硬くなるそうなのですが、それは脱け毛になったから生じた可能性が非常に高く、また硬いといっても手で触っても分からない程度なのだそうです。

参考リンク:
頭皮が硬いから薄毛になるって本当? 髪にまつわる“都市伝説”に医師が答える!

そもそも重力によって引っ張られ、血行が悪くなるとなれば、床ずれ(褥瘡じょくそう)のような症状が全員に出てもおかしくないはず…。そんなことは、ありませんよね?

まとめ

こういうことの科学的根拠を示すエビデンスは、実は見たことがありません。科学的に検証していないのか、科学的根拠を示すほどでものないのかもしれませんね。

ちなみに私が出会った方々で、年若くで薄毛になられた人、いわゆる若ハゲの方の多くの人で頭皮が硬いと感じた人はいませんでした

それに頭部が薄い方すべてが頭皮が固いかと言えばそうではなく、薄毛であっても頭皮が柔らかく感じる人はたくさんおられます

そういう実際の経験からも、頭皮が固いから薄毛になるという話はデマだと私は思っています。