むかしむかしの話なのですが、「子供にリンスをてはいけない」という話を聞いたことがありませんか?

これは若い人は知らないと思います。ほんとうに昔、まだシャンプー剤とリンス剤(クリームリンス)しかなかったような時代の話です。

ひょっとしたら、おじいちゃんやおばあちゃんなら知っているかもしれません。

最近では「子供にリンスをしてはいけない」なんてことは言われませんが、当時はほんとうにそう言われていた話のです。

いったいどうしてでしょう?

今回は子供にリンスをしてもいいのかという話もふくめ、それらについて書いていきたいと思います。

「子供にリンスをしてはいけない」と言われていた理由

どうして「子供にリンスをしてはいけない」と言われていたのかというと、答えは子供にとってキケンだったからです。

主な理由としてまず、「目に入ってはいけない」というのがありました。

リンスなどコンディショナー剤やトリートメント剤には、そのほとんどに柔軟作用や、静電気防止作用があるカチオン界面活性剤が配合されています。

ですが、この成分は同時に炎症を生じさせやすい成分でもあります。今でもこれら目に入ると、すぐさま洗い流すよう、容器には注意書きが書かれています。

それが昔の製品では、水で薄まったすすぎ液でも目に入ってはいけなかったのです。

これは当時のカチオン界面活性剤が、すすぎ液でも目に入ると角膜を傷める可能性が高かったためです。

なので、目に水が入りやすい子供には使ってはいけない、と言われていたのです。

また、当時のリンスは皮膚に付けてはいけないと言われていました。

これも、このようにカチオン界面活性剤が炎症を起こす原因になりかねないので、そのように言われていたのです。

現在は昔ほど問題はない

とはいえ、これは昔の話です。

昔は製造技術が未熟で、製品の質が今ほど良くなかったので、それが原因で生じていた話です。

ですが、今は製造技術も向上し、品質も良くなっています。なので、そんな話は聞かなくなりました。

皮膚に付いても基本的には大丈夫です。ボトルの注意事項などにも「皮膚に付けてはいけない」といったことは書いていません(それでも「皮膚に異常が生じたら製品の使用を止めるように」などといったことは書かれています)。

ただし、「目に入った場合はすぐ洗い流す」といった注意書きは、現在も書かれています。

これは昔のようにすすぎ液まで注意する内容ではないのですが、それでも目に入ったら、すぐ洗い流した方がよいでしょう。

これはリンスだけでなくコンディショナーやトリートメントなど、カチオン系界面活性剤を使った製品の多くには、現在でも注意事項として書かれています。

まとめ

昔はこのように言われていたため、ほんとうに子供時代にリンスをしなかった人がたくさんいました。

なので、当時は子供で髪の長い子は、髪がバシバシになっていたものです。

今では製品の品質が向上しているので、子供に使っても問題はないと言われています。

ただし、リンスやコンディショナー、トリートメントにもいろんな種類がありますので、製品によっては子供への使用はひかえるよう書かれているものがあるかもしれません。

また、これらに配合されているカチオン界面活性剤は、品質がよくなっているとはいえ、こんな話を聞いてはやはり、不安はぬぐえません。

子供だと、しっかりすすいでいるようで実はすすげていない、ということもあるかもしれません。

現在ではそれほど神経質にならなくても良いとは思います。じっさいリンスをしたせいで炎症などをおこしたという子供の話は、聞いたことがありません。

なので、今はほぼ大丈夫だと思いますが、お子様の皮膚の状態や、成分に不安が残る場合、使用はひかえたほうがよいかもしれません