トリートメントの後にコンディショナー。または一般的にリンスと言われるシャンプーの後に付ける調整剤(つまりコンディショナー)を付ける。

これは髪のダメージが気になる時に、効果があると言われている方法です。

これはトリートメントの効果と、コンディショナーの効果が違うため、有効に働くとさせる方法で、サロンに行かなくてて有効な効果が得られ、何より手軽ということで、行っている人もおられると思います。

ですが私は、なるべくしない方がよい。どちらかと言えば、するべきではないとと考えています。

それはなぜかと言うのが、今回のお話です。

なぜトリートメントの後にコンディショナーやリンスをするのか

トリートメントは髪の毛がダメージを受けた部分に入り、失ったその部分の代わりとなって髪の毛を保護するのが目的で、毛髪保護成分がコンディショナー(リンス)よりたっぷり入っています。

逆にコンディショナー(リンス)は髪表面の保護や仕上がり感を調える効果が高く、帯電防止といった効果もあります。

これらの主成分はどちらも大半がカチオン界面活性剤です。これは洗濯の柔軟剤にも使われる成分です。

この成分により髪の表面に極薄の油の膜を作り、髪を保護します。リンスやコンディショナーは、この効果に重点を置いているため、多めに配合されています。

つまりコンディショナー(またはリンス)は髪の表面の保護トリートメントは髪の内側の保護という風に、作用する所が違うのです。

この2つ違いのいいとこ取りな感じが「トリートメントの後にコンディショナー(リンス)をする」という行為につながっています。

トリートメントの後にコンディショナー(リンス)をオススメしない理由

ただし、いいとこ取りの反対、悪いところも気にしなくてはいけません。

というのも、先ほどこれらの主成分であるカチオン界面活性剤は、柔軟剤でも使われている成分だと書きました。実際、シャンプーは洗濯でいうところの洗剤、コンディショナーは柔軟剤と思ってもかまいません。

その柔軟剤ですか、入れ過ぎると洗濯物の吸水性が悪くなったり、手触りや風合いが変わったりするのをご存じですか?

これは柔軟剤が衣類に多く付きすぎたことが原因です。

参考リンク:
花王株式会社 製品Q&A 柔軟仕上げ剤の成分と働きは?

実は、同じようなことが髪にも起こります

つまり多量のカチオン界面活性剤が付着していると、髪の乾燥の原因になったり、思ったような手触りや風合いにならないこともあるのです。

そうでなくても、髪の毛に厚くコーティングされた皮膜は、髪の呼吸、つまり髪の毛の水分調整の邪魔をしかねません。

また、次回のシャワーのとき、これら表面を保護する成分が残っていたら、トリートメントの成分の浸透を邪魔する可能性もあります。

このように必要以上の髪のコーティングは、髪の毛にとって良いことはほとんどありません

つまり、トリートメントの後にコンディショナー(リンス)を付けると、どちらのカチオン界面活性剤も髪に付着するので、その量が多くなるのです。

まとめ

これらは皮膜は、しっかりすすぐことである程度は量を減らせるかもしれませんが、吸着性が強いものは、すすぎだけではなかなか流れませんし、すすぎすぎると取れすぎてしまい、せっかくのトリートメントの成分が流れてしまう可能性もあります。

なので、これらのことを考慮すると、髪のダメージが気になる場合はトリートメントだけで補うのが、髪の毛のとっては良いのです。

トリートメント成分を閉じ込めるためのコンディショナー(リンス)などは、最初はよい感じで働くかもしれません。ですが、使い続けると気づかないうちに付けすぎとなってしまい、髪は乾燥気味、手触りも風合いも何だかおかしい…、ということになりかねません。

ただ、花王のホームページにもありますように、好みによってはどちらも使ってもよいとは思います。強制することでもありませんしね。

リンク:花王株式会社 製品Q&A シャンプーの後、コンディショナーと、トリートメントを両方使ってもいいの?

どちらも使う場合、皮膜が残らなよう次回のシャンプーでしっかり洗い落とす、といった工夫や対策をすれば良いかと思います。

ただ、最近のシャンプーは洗浄力はさほど強くなく、さらに先発中の髪の毛を保護するコンディショニング成分などが入っています。けっこうしっかり洗わないと落ちないかもしれません。

どんな道具も使い方次第で良くもなれば悪くもなる、ということですね。