シャンプーの後に付けるものとしてすっかり定番となった「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」ですが、同じように使用するものなのに、なぜ3つの呼び方があるのでしょうか?

リンス・コンディショナー・トリートメントは、大きく分けると「リンスとコンディショナー」と、「トリートメント」の2つに分けられます。

この2つに関しては明確な違いがある場合が多くあります。まずは、その点から話していきます。

「リンスとコンディショナー」と「トリートメント」の違い

「リンス・コンディショナー」と「トリートメント」の違いを簡単に言えば、配合成分の違いです。

リンスやコンディショナーは、髪の毛の表面に作用する成分が多く配合されています。

そして、トリートメントには、髪の毛の内部に作用する成分が多く配合されています。

リンスやコンディショナーと呼ばれる多くの商品には、髪の毛の表面に薄い皮膜を作る「カチオン界面活性剤」が多くふくまれています。

対してトリートメントは、髪の内部に浸透することで作用する油脂類や保湿成分といった成分が多くふくまれています。

トリートメントにもカチオン界面活性剤は、だいたい入っていますが、その配合の割合はリンクやコンディショナーより低いと言われています。

ちなみにトリートメントは英単語では「treatment」と書きますが、これには「治療」や「手当て」や「処置・取り扱い」といった意味があり、使用目的も髪の毛の治療や手当てといった、ダメージを受けた髪を適切に処置する目的での使い方を想定しています。

「リンス」と「コンディショナー」の違い

では「リンス」と「コンディショナー」に違いがあるかといえば、現在においては違いがほぼありません。「同じ」としているメーカーも多い。

あえて違いを言えば「コンディショナー」はトリートメントのように、髪の内側に働きかける成分がリンスより多めにふくまれている、としているメーカーもあります。ですが、だいたいは同じように扱っています。

どうして2つの呼び方があるかと言えば、すごく簡単に言えば「リンスはコンディショナーの昔の呼び方」だと言えます。日本で昔、販売されたコンディショナーは「リンス」という名称で販売され、それが広まったのです。

海外では「コンディショナー」という名称が多く、最近ではそれに習いコンディショナーとしてるメーカーが大半です。もちろんリンス本来の意味に習い「リンス」として販売している会社もあります。

ここら辺の詳しい話はこちらの話で話しています。

違いに明確な基準はない

ひと昔は、コンディショナーはリンスとトリートメントの中間的な位置のようなニュアンスだったと思うのですが、今では同じように扱われています。

これは時代の流れやニーズによって変わったりするもありますが、このように簡単に変わってしまうほど、この名称の基準に厳密な違いはありません。

つまり「これがリンスやコンディショナー、こっちがトリートメント」というのは、製造するメーカーが自由に決めれるのです。実際のところ、「このような役割、用途ならこの名称」という明確な指標はなく、メーカー側が社会の状況やニーズに合わせ、その製品のコンセプトに合わせて付けています

ですので、その時代によって微妙な差異はあります。最近の流れで言えば、だいたいは「リンスやコンディショナーは髪の毛の表面をなめらかにする役割」で、「トリートメントは髪の毛の内側に働きかける成分が多い」というよえに、差別化している場合が多いのです。これが最初に「明確な違いがある場合が多い」と話した理由です。

このように名称の違いは、基本的にその製品の方向性を表し、顧客ニーズに届きやすいよう製品内容を分かりやすく伝わりやすいように付けられたり、同じブランド内でも違いを表すときなどに使われたりします。

この話の時点では、基本的にはダメージを受けた髪の毛、または受けるであろう髪の毛に対してはトリートメント。それ以外の髪の毛、または軽度のダメージの髪の毛にはリンスやコンディショナーとしている所が多く、商品を選ぶ時も、それを基準にして選ぶとよいと思います。